the OSCAR goes to…

今日は暖かかったー。コート要らない位。

ピウコと昼寝した。ぱるちゃんがおねぇちゃんラブで、少し遠慮してるみたいなので
右にぱるちゃん、左にピウコってなるように心がける。


ぱるちゃんお着替えさせて早めに寝るー。

明日はオスカーだけど来客があるので仕事(-3-)。月曜と金曜は予定がないことの方が
多いのによりによって…ねぇ。でも生放送の同時通訳はイラつくことが多いので夜に
ゆっくり見ればいいよ。今年は候補作が事前に見られるの例年より多くてイイネ。

優待券と無料券使い切ったので、TCG会費(1000円)の元は取ったぞー。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア@THC有

ランティモスだから、で済ませるしかない不条理スリラーとでも言うのか…。不穏な
空気とヒタヒタと迫って来る死に抗うのは死のみ、と。自分か家族のうち誰かを殺せ
ってなら(映画的には)自分を殺して済ませるだろうけど(自分が死んでも妻にも経済力
あるし)、自分以外の家族の誰かってのはキツいねー。死ぬなら子供のうちどっちか
でしょって言い切るニコール様強い…。マーティンを取っ捕まえて地下に監禁して
ぶん殴った所で(既視感ありありのシチュエーション)、多分殺した所でもどうにも
ならないのはわかってるのにそれをやらずにいられないの、ワカル。

結局マーティンは何者だったのか、本当に彼のせいで家族に悲劇が起こったのかは
わからないままで「神の采配」によって生き残った家族で生きて行くしかないし、
マーティンはマーティンで元の生活に戻ったのか、別の「犠牲者」を探すのか。
ランティモスはギリシャ人なのでギリシャ神話のモチーフがあちこちに見られる
のも興味深い。キリスト教のそれと違ってちょっと残酷めだよね。

音楽が(いつものことだけど)プロコみたいな不協和音でゾワゾワする。おなか痛い。
マーティン役の子(ダンケルクの子だ)は、暗い目をしてるけど、タイプではないな。
ニコール様の出演作は全部見てるんだけど(日本公開作)、パーティで〜は見てない、
ビガイルドは大っ嫌いなソフィアコッポラ…むーーん。

しかし、有楽町のボンクラバイトとクソ客はどうにかならんかね。鹿じゃなくて
お前が死ねよと思うくらい…_| ̄|〇

シェイプ・オブ・ウォーター@リーブル

イライザが地味な服なのに、靴は高そうなのはいてるのが最初から気になった。で、
ラストはその靴が脱げるんですよ。これはデルトロ版人魚姫の話なんだ…。人魚姫は
陸上での生活ができるように足をもらうのと引き換えに声を失う。イライザは子供の
時に川のそばに捨てられてた。人の言うことは理解できるけど話せない。下半身への
執着もそう言う意味では必要な描写で、ストリックランドの歪んだ性欲とは対照的に
描かれてる。魚人がなぜイライザには心を開くのか、イライザもなぜ魚人に惹かれる
のか、イライザは「ありのまま(聞き飽きたフレーズ)の自分を見てくれる」って言う
けど、もっと深い所で通じ合ってるのをお互い本能的に感じ取ってるんだろうね。

最後は自分の半身と一緒に水に還って行く。靴は要らない。首の傷から呼吸ができる
ようになるのか…(えら?)。生きてるのか死んだのかはどうでもいい。主要登場人物
が聾者、魚人、ゲイ、黒人、ロシア人と当時は今以上に生き辛い人たちで(デルトロ
は前からだけど)最近の傾向としてちょっとあざといなと思う所もないこともないん
だけど…。ストリックランドはゲスくてクズいけど、ゼルダの夫もクソで、職場で
イライザに夫の悪口言ってるのはノロケかと思ったら救いようのないクズだった。

R15。エロは雑なボカシがあるくらいで、グロは…指のところか…あとはねこ…ねこ
が…(T△T)…Rねこって感じだ。手話でファッキューが言えるようになろうと思う。
俺、サリーホーキンスと同い年です(いらない情報)。

これ、個人的にはオスカーはどうなんだろうって思うんだけど、稲田さん字幕はよく
取るよね…と字幕担当者から考えてみる。