49+1=50

なんか風が強いな。

年末年始は通常営業。お正月の飾りもおせちもお雑煮も準備してない。おとといは
東武、昨日は駅前スーパーで買い出ししてきて、野菜は全部下処理して冷蔵&冷凍。
お肉も小分けにして冷凍。今日は最終ゴミの日だったけど、掃除とかはできてない。

Twitter連携がことごとくできてない件。できてたのも突然ダメになってるので色々
弄ってる。年末はいつも何かしらやってるからいいけどさー。APIの仕様変えたの?
知らんけど。

20年以上使ってる土鍋にヒビが入ってそろそろヤヴァそうで、使ってる時にパカッと
くると悲しいので買い換えることにしたんだけど、「土」鍋である必要ないよね…。
径が大きめで浅くて容量が500cc以上ということで野田琺瑯のココナベ小にした。
琺瑯なのでIHでも使えるし、サイズ的に麺類とかもいけそう。

燃ゆる女の肖像@トーホーしんずく

1日に見ようと思ってたらしんずくは31日で終わり?みたいだったので急遽予定変更して
今年50本目。

寒々したフランスの北のほうの島のお屋敷で淡々と女だけ(ソフィーが妊娠するので男も
いるんだろうけど、船頭の男達以外は姿を見せない)の関係がオルフェウスとエウリディケ
の神話をモチーフに紡がれていく。ここでのオルフェウスはマリアンヌでエウリディケが
エロイーズ、ハデスがエロイーズの母ってところか。

姉の自死によって修道院(現世)から家(黄泉の国)に戻ったエロイーズが、マリアンヌと
出会い、心身を開いていくものの、別れの日はやってくる。外の世界に出ることを拒んだ
のはマリアンヌに「振り向いて!」と叫んだエロイーズの方。そこがオルフェウスとエウリ
ディケの話との違いか。マリアンヌはエロイーズを思い続けているのに、エロイーズは結婚
した男との間に子供をもうけ、自分のことを忘れてしまっている…ように見えているけど
実は…この最後の1カットがあれだ、CMBYNのラストと(立場が逆転してるけど)重なるし、
マリアンヌが気づいてないだけでエロイーズも苦しんでいたのかもしれないってのが静かに
表現されていて美しいシーン。

しかし、字幕が酷かった(こういうのは松浦さんに頼もうよ)。まず日本語として不自然。
一続きの台詞の中で「〜です」「〜なのよ」とかいろんな語尾が混在してて統一されて
いないので誰に向かって話しているのかと混乱する。フランス語(だけでないけど)には
敬語の概念はないけど、日本語にするならそこは大事。身分の高い方からエロイーズの母、
エロイーズ、マリアンヌ、ソフィーの順で、話し方も低→高だと丁寧になるし、逆も然り
なのに、ぐちゃぐちゃ。でもってほぼ直訳とか、初級向けのフランス語の教科書じゃない
んだからさー、もう少しニュアンスというか含みをもたせた翻訳をしてほしい。