22年ラスト旅行は浜松へ(1)四面舞台を求めて

京都から帰って来て1週間、今年最後の旅行は浜松。新幹線の帰省ラッシュの下りピークは
29日ということだけど、28日も結構な混み具合で、通路側の席をおさえたものの、満席で
立ってる人が近くにいたら嫌だなぁと思ってグリーンに変更。やっぱり空いてた。よかった。
バレエでも映画でも各種公共交通機関でも、隣に人が来ませんようにーって席の埋まり具合
をチェックする派で、直前まで誰もこないな、ヨシ!ってなってるのに、実際行ったら人が
いた〜ってことが多すぎ。何でそんなに(ワタシ以上に)計画性のない生き方してんの?って
思う。今回も嘘みたいに青い空だけど無加工でお送りします。

天気予報見るとトーキョーより気持ち気温高めなくらいかな?と思いながらGMDのワンピに
した。これは岡山に行く時も着てたやつで、春〜初夏用だけど、綿麻で色味も渋めなので
インナーとかで調節して年中着てる。いつものラベンハムのジャケットとソレルのブーツに
ダウンマフラーを巻いてったら浜松あっつい。ダウンマフラー邪魔すぎてうちに送る荷物の
緩衝材にしてしまった。

今回のメインイベントはウクライナ国立バレエ(旧キエフバレエ)のドンキ。トーキョーでも
公演はあるんだけどアクトシティ浜松に行ってみたかったのよぅ。地方劇場で行きたい所は
たくさんあるし、新しい箱もぼちぼち作られてるので、ライフワークに加えていこうと思う。
地方公演は音源が録音で自治体によっては補助が出てることもあるのでチケットが安いの
(トーキョーの半分くらい)。割とギリギリでチケット取ったのでA席しかなかったけど、
それでも1階のセンターブロックだからヨシ。

これは先週撮ったやつ。

アクトシティ浜松は日本で最初にできた四面舞台で、他に四面を持ってるのは新国、兵庫、
松本。富山とびわ湖、愛知は三面なんだよねぇ。表からは見えないけど左右と奥に同じ
サイズの舞台があって短時間でそっくり入替えられるってすごいなぁといつも思ってる。
新国のはバクステ何回か見てるけど裏すごい広いし奈落とか引くほど深いよー。

地方公演はトーキョーでやるバレエ公演とは客層が全然違ってて、よくわからん場所で拍手
出るし(まー、こういうご時世だしダンサーは嬉しいとは思う)、グランフェッテとかでは
手拍子が出る(これはトーキョーでも時々出てフルボッコされるやつ)。2336席がほぼ満席
だった(東文が2303席なので同じくらい、新国は1800くらいかな)。中に入るだけで馬鹿
みたいに並びぶし時間がかかった。音響は録音だったので分からなかったけど、箱として
地方でこのレベルを維持できるのは頑張ってるなぁと思う。緞帳がペラッペラなのだけは
どうにかならんのか?椅子も古さが出てたし、同じ列の人の振動が伝わる仕様はキッツイ。

ここのドンキは初めてみたな。セット衣装は日本で借りたってことだけど、どこのだろ?
よくあるロシアっぽいデザインで、どこのもほんのりダサいんだけど、これは今まで見た
どのドンキ衣装よりもダサい。30年前のセンスだよ…。セットは書割と少しのテーブルと
椅子くらいで4面あっても1面しか使わないやつだ。いつもどの演目でも立ち役がほとんど
いないのだけど、今回は仕方ないとは言え立ち役が全くいなくて、ドンキなのにスッカスカ
だったな。セギディリアもいないんじゃないかと思ったけど、それはいた。

ワタシはヴァーニャが結構好きで、プリンシパル勢がほとんどウクライナ以外に移籍した
結果、彼だけなんか作画が違ってたな。少し前に寺田さんが芸鑑になって、フィリピエワ
どこいったん?誰もそこに触れないのはなんで?

終演後即移動!って感じのドサ回りはいつものことだけど、AチームBチームとかできない
人数だから関東圏はまだいいけどトーキョー東北3連荘トーキョーの6公演はキツイ。主役
やるダンサーも主役じゃない日は普通にソリストロールやってるからなぁ。休演日に休めて
美味しいものを食べられてるといいのだけど。

202212浜松