秩父の山に初詣(1)ふさふさをクルクルする

4連休は特に予定もなく家でゴロゴロしてるだけでいいかーと思ってたのだけど、三峯神社に行こうと
思い立ったのが12日昼、バスツアーに13日の空きがあったのですぐ予約。装備を整えて行ってきた。
6時45分都庁下の駐車場集合、7時出発というハードスケジュール。しんずくに電車が着いたのが6時
37分で、しかも湘南しんずくラインだからホームが西口から遠い。幸いビリではなく、連絡が取れない
1人を残して出発。早い人は1時間前から待ってたって、それはそれでどうかと。1人5分遅れると全体が
20分遅れるそうで。

不正通行して晒されてるコバトン。

関越から有料道路、途中高坂SAで休憩。じきに荒川の源流とかでてきてワタシ的には十分山だけど、
ここはまだ山じゃないって…まじか…ダム(二瀬ダム)から先が山だそう。ワタシは街育ちなので海も
山も怖いけど、何かあった時は山の方が生存率が低いと思ってて、その中でもダムが怖い(富山人
だけど黒部ダム未訪←レア)のでバスの中からでもダムを見るとヒュッてなる。

この辺りは目と鼻の先がもう山梨。早い時間なので前後も対向車もほとんどなく狭い道をウネウネと
行くと突然視界が開けて駐車場に出る。ちょうど10時でしんずくから3時間…遠いな。三峯神社には
2時間いたのだけど、西武バスで来る場合は本数が少ないのと週末とか行事のある日は混むので、
バスに乗るためだけに並ぶ(山道を立って1時間はきつい)ので30分くらいしか滞在できないことも
あるそう。昔も今もここまで来るの大変。ダムから駐車場まで何もなければ20分くらいなのに渋滞に
ハマると1時間とかかかるらしい。バスツアーでもここで詰まると歩く羽目になるとか…怖いよぅ。

標高1100m寒っ、空気薄っ。5分ほど階段と坂を登るだけで息がきれるけど、しばらくすると慣れる。
予約する時に天気チェック済みとはいえ晴れて良かった。三峯神社は三つの鳥居。まだお正月モード。
狛犬ではなくて狛狼。狼が神様の使いで、色んなタイプの狛狼があちこちに。参道を歩いてるとぱちっ
と音がして木の枝が落ちてきたのだけど何かあるのかな…基本鈍臭い方だし、スピリチュアルなことは
信じてないけど。

随神門。元々お寺の仁王門だった名残(柱の格子窓の所に仁王像があったのかな)で、いわゆる楼門
ではないと。ややこしい。

青銅の鳥居。お正月は参拝客がこの階段下までずーーっと並んでたそう。

楼門とか拝殿の作りが豪華な神社は多いけど、ここは手水舎まで豪華。この時期は水が凍るので
ふさふさがついた棒を手で挟んでクルクルすることでお清めする。この方式は初めてで(コロナ
対策でアルコールの所も多かったしね)、なんとも楽しいし、みんな揃ってクルクルしてる。

御神木(畠山重忠殿が植えたとか)に挟まれた階段の先に拝殿、その奥に本殿。お祀りしているのは
イザナギノミコト、イザナミのミコトで、ヤマトタケルノミコトが建立…情報が多い。

13日は祝日だけど10時頃は空いていたのでお参りは朝イチがお勧めと。ぐるっと回って戻ると
少し列が伸びてて、このあともう少し混みそうな感じだった。

拝殿。カラフルで豪華。これ全部手で木を掘って漆塗ってるんだよねぇ…。

横から見た拝殿と奥にあるのが本殿。拝殿は御祈祷を受ける人とか神職さんが出入りしてて
ひっきりなしにご祈祷の呼び出しアナウンスが流れてるので想像するよりざわざわしてると
思った。

拝殿脇の石畳に浮き出ている龍。頭のパヤパヤの横にも赤い丸があるのだけど、これは子龍
なんだとか。水をかけるともっとクッキリ見えるということで普段は桶と柄杓が置いてある
らしい(冬は凍るのでナシ)。写真をPCとかスマホの壁紙にするとご利益があるそう。
※大きい写真はSNSからDLしてね

御神木は柵で囲ってあって触れないようになってるけど、近くまで行くことはできる。3回
深呼吸して手をあわせると良い気がもらえると。

祖霊社。特に誰とはなくて開山以来関わりのあった祖先をお祀りしているという解釈で合ってる
のかな。

国常立神社。クニトコタチノミコトは日本ができた一番最初に出てきた神様。

日本武神社はこの三峯神社を建てたヤマトタケルノミコトをお祀りしてる。

摂末社がたくさんあるのだけど、伊勢神宮から諏訪神社、厳島神社、琴平神社などなど、みんな
摂社?末社?というにはメジャーすぎる件。

おみくじは末吉。縁起物以外にも蜻蛉玉とか天然石とかおまけのついたおみくじは他でもあった
けど、ちょっと調べてみると神社の名前が入らない汎用品だと100個(単位…)で8800円らしい🧐
お守りとかお札は授与所でなく興雲閣(温泉とか食堂とか売店とか宿坊的建物)の前のテントで。
御朱印以外は特に何ももらってこなかったけど、売店で売ってる狼のぬいぐるみはちょっと
欲しかったかも…。

元お寺だった小教院はカヘーになってるのでコーヒーゼリー(1日20個)を食べる。まだ10時
すぎだからお腹空いてない(この後も別にお腹すかないけど)。

えんむすびの木。備付けの紙に縁を結びたい人などを書いて納めるということになってるけど、
時期的なもの?なのか置いてなかった。おみくじも絵馬もなくて、お参りだけできる。

2本の木がくっついてるから「えんむすび」。横の方からしか見られない。

その少し先にあるのが御仮屋神社(遠宮)。御眷属(狼)がお祀りされてる。少し手前にゆるめの
坂があるので急な階段を登る必要がなかったのはお参りが終わって「ここから上れば良かった
のか」と知る。

ここの狛狼は親子なの、珍しいね、かわいいね。

ヤマトタケルノミコトの像。もう足というか膝が笑い始めてるので入口から見るだけに。

最後の力を振り絞って奥宮をお参りできる遥拝殿へ。奥宮は正面にあるらしいけど、わかり
ません。歩いて登ると1時間半くらいかかるらしい。往復3時間?無理。駐車場のところに
登山口がある。天気が良くてカラッとしてるので雲海は見られず。こんな高いところまで
来てしまったとちょっと怖くなるね。下界に戻ろう。

醤油味のお団子(串がおみくじに…中吉)を食べてバスに戻る。ここだけの話、鹿島神宮の
お団子の方が温かくてモチッとしてて美味しかった。

202501秩父

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