海月をめぐる冒険 5:ホテルのごはん

足を持たない観光客がフラフラ歩いて飲食店を見つけるのは絶望的と思っていい。
ドトールすら駅から少し歩いたエスモールまで行かないとないのぅ(でもあるだけ
良いのです)。駅前にはマクドナルドも松屋もない。そんなわけで、地元の素敵な
レストラン!的なネタはないっす。ラーメンも食べてない。

1食目:東京第一ホテル鶴岡の朝ごはん
ごはん、お味噌汁(大根、しめじ、ネギ)、納豆、味付け海苔、サラダ、鯖塩焼き、
切干大根の煮物、肉団子、ウィンナー、ベーコン、カレー、肉じゃが、漬物(キウリ、
大根)、スイカ、パイナポー、野菜ジュース

ビジネスホテルの朝ごはんとしては美味しかった。品数も多いし(全部とれてない)。
1時間の到着遅れ(のせい)で、水族館に行くバスの時間が迫っていたのでゆっくり
(おかわり)できなかったのが心残り。

2食目:ファーマーズ・ダイニング・イロドリの晩ごはん
月山ビール、米沢牛のボロネーゼ(サラダ付)

駅前に何にもないのと、ホテルでなんか食べられると思って何も食べず何も買わず、
チェックインしたけど、団体客(多分小学生の塾合宿)で溢れていたので、彼らが
食べ終わる頃を見計らって行ってみる。んーーーー。アテクシも宿泊客なのにね、
テーブルはガラガラに空いてるのにね、入口で5分くらい待たされて、通路近くの
隅っこ端っこの席に通された…なんだかなぁ。iPadで注文ですか。そうですか。

で、メニゥはコースが3つ、カレー、ボロネーゼの5択。アルコールの種類は多いのに
アラカルトメニューは皆無というアンバランスさで、たくさん食べる気はないけど、
呑みながらつまみたい、と言うニーズには全く答えてくれない。ボロネーゼは普通に
美味しかったよ。茹で置き麺ではなさそうだし、ソースは当然ストックだろうけど、
チンではなく、チーズと一緒にちゃんと麺に絡んでるし。でもコレジャナイ。

旅館と違ってホテルレストランは外部の業者(テナント)なことが多いけど…とはいえ
ここはホテルと同じ会社がやってるみたいで…その運営にホテルは当然絡んでるはず。
それでこんな愛のないやり方認めているとしたらダメでしょ。ホテル周辺に飲食店が
たくさんあるならいいけど、そうじゃないし。


デザートは売店でスイカのジェラートを買って部屋で食べる。売店にもつまめるような
ものはあんまりなかったなー(平田牧場のサラミとかそんな感じ)。

3食目:ファーマーズ・ダイニング・イロドリの朝ごはん
ごはん、お味噌汁(庄内麩と豆腐)、サラダ、芋煮、鮭の塩麹焼き、鶏ハム、卵焼き、
ウィンナー、切干大根の煮物、厚揚げ、玉蒟蒻、塩納豆、だし、漬物(おみ漬、柚子
ナス)、麦切り(あごだしガスパチョ風の汁に青紫蘇)、ヨーグルト、スイカ、ぱん

夜の品数の少なさは何だったのか、と思うような朝ごはん。ごはんはつや姫、最初の
茶碗半分は”だし(ナスは入ってないのかー)”で、同じくらいをおかわりして塩納豆で。
塩納豆は納豆に塩、麹、昆布を加えてさらに発酵させたもので、糸の引きも匂いも
納豆より控えめな感じ。おいしー。芋煮は豚肉みそ味だった。あと、玉蒟蒻は中まで
味がしみてて、トーキョーのスーパーで売ってる丸っこい蒟蒻にタレを絡めるやつは
偽物だと知った(笑)。麦切り(うどんみたいなの)は好きな感じじゃなかった。柚子の
香りがするナスのお漬物とモチっとしたヨーグルト(メープルシロップをかける)が
美味しかったー。

ぷちしわ#201908山形