晴れの国で雨に降られる3:旅先でミニシアターの未来を考える


あちこちに桃太郎(割と全裸)と関係者様のブロンズがある。

旅先で映画を見るのは3回目かな?シネクレールでエリザベス女王のドキュメンタリーを見た。
レビューはまた後日書くとして。箱としては昭和の映画館、ラインナップ的にも武蔵野館とか
シネスイッチみたいな感じかな。箱は古くて席数は少なく、スクリーンは小さく音響イマイチ。
スクリーンに対して弧を描くような座席配置。配置だけなら少し前に行ったTジョイ品川とか、
客席の雰囲気は質素な日生劇場とか今は亡き青山劇場みたいな。5列くらいしかなかったけど。
自由席でチケットの整理番号順に入場って一昔前の文芸座とか今は亡きスバル座くらいでしか
経験ないっすよ…。夜の上映だったせいか、4〜5人しか入ってなくて、ワタシは整理番号2番。

都心のこの系統の映画館もそうだけど、ノスタルジーみたいなゲロ甘い感情で存続させている
側面もあると思ってて、それは箱の運営とか映画ファンにとっていいことなのかなとちょっと
懐疑的になってる。こういうところでしかかからない映画があるというのは、逆にこういう所
で寡占状態だからって見方もできると思う。意識高い系の感じ悪いスタッフとか、行儀の悪い
自称映画ファンに遭遇するのが苦痛でいわゆるミニシアターには行かなくなってだいぶ経つ。
岡山まで来て嫌な思いした訳じゃないけど(笑)、ファッキューな都心のミニシアターのことを
考えて暗い気持ちになったのもまた事実。

8時ごろでもすっかり人通りの減った大通りを歩いてホテルに帰ってくる。2時ごろ荷物だけ先に
預かってもらおうとしたら部屋の準備ができているということだったので早めにチェックイン
できてラッキーだった。

最初はANAクラウンに予約してたんだけど、回りたいエリアと逆方向だったので後楽ホテルに。
古いけどメンテナンスが行き届いてるローカルホテルというジャンルが結構好きなんだと思う。
駅からは5分ほど歩くけど、トーキョーの人は苦にならない距離だし、古いところは部屋が広い。
マットレスは好みの硬さ(どこのだろ)、お布団は軽くてふかふか(エアコン効きすぎだったので
お布団最高だった)、枕も硬さの違うのが2種類。

最近の流行りの風呂トイレ別ではないけど、鏡はピカピカだし、隅っこにカビもはえてない。
ドライヤーがうちで使ってるのと同じ〜。洗い物系アメニティはポーラ。女性向けに細々した
無料や貸出のアメニティやグッズがあったけど、フロントまで行くのがめんどくさいので何も
もらわなかった。タオルの質がイマイチかな。

パジャマはスリーパータイプ。全ての長さが足りなくてつんつるてんだった。大きいの貰えば
良かったかな。スリッパはウォッシャブルでnot使い捨て。

各階のエレベーターホールには美術品が展示されてる。ワタシの泊まったフロアは備前焼。

朝ごはんはちょっと微妙だったけど(ここだけANAにすれば良かったって思った(笑))、1万円
切ってるので、満足度は高かった。1階に郵便局とマツキヨが入ってるのも便利。普通に仕事
してくれればいいので、スタッフが淡々としてるのも全然気にならないタイプ。

#202206岡山