くーシャンと交わらない世界

予告通り、金曜日の夜にくーちゃんを洗った。

本当は1〜2ヶ月ごとに洗った方がいいんだけど、信頼関係の構築の問題で今回が初回になって
しまった。もともとサラッとした毛質で、ブラシも毎日していたので毛玉も、毛を吐くことも
ほとんどなかったのが幸いしたけど、今後のことを考えるとここらで重い腰を上げねば。

シャンプーはくーちゃんが来た時に買ってあった。うちは昔からZOICのトリートメントイン。
去年?紫のからリニューアルしたのね。

ちゅ〜るでお風呂場に誘導(ちゅ〜るに騙されるタイプ)、お風呂のドアを閉めた瞬間から鳴く。
キューキュー鳴く。部屋からピウコがヒャーヒャー応じる(ピウコは洗いません)。

全身をシャワーで濡らして泡だてたシャンプーで洗って流す。狭いお風呂の中を逃げ回り(浴槽
に水を張っておけば逃げ込まないのかー)、ドアに手をかけて立ち上がったところでワシワシと
洗う。歴代ネコズはワタシによじ登って来たけど、くーちゃんは登ってこないので助かるわぁ。
流し終わってからは例の水泳タオルで水分をとっては絞り、とっては絞り(本当に便利だった)。

ビショビショ感がなくなったところでドアをあけて洗面所に移動して、教えてもらったキッチン
ペーパー登場。背中お腹、にくきうの間、脇の下、太もも裏、お尻などの細かいところの水分を
とってドライヤー。くーちゃんはドライヤー嫌がらない子で良かった。97%くらい乾かして後は
自分でできるね。完全に乾いたところでブラシして終了。次回はもう少し手際よくやりたい。

早速んべんべして胸毛がメショメショになってる。

こんな世界になって、1人で外でご飯食べることが今まで以上に許容されるようになったけど、
焼肉屋だけはまだダメだねぇ。3回に1回くらいは水商売同伴風の女にプークスクスされるわ。
この前もアニメ声でダッチワイフみたいな喋り方する女に「女一人で焼肉無理〜」とか言われ
てた(まーダッチワイフは喋らないのでイメージな)。ダッチワイフは1人で焼肉できないから。
ださいジャージ着たおっさんもチラチラとこっち振り返るので、耳栓して肉焼いてた。

ダッチワイフはおっさんの金でおっさんと一緒に肉を食べる選択肢しかないけど、ワタシには
自分の金で好きな時に好きなだけ肉を食べる自由がある、ニアミスすることはあっても交わる
ことのない世界の住人なので関わるなとしか思えない。2人ともほうれん草のナムル残してて
そういうところも相容れない。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム THE MORE FUN STUFF VERSION@HUMAX池袋

先週土曜の午前中に1回だけ5スク上映があった。他の日に設定がないので追加枠かな…封切週は
全上映回で満席だったのに、以降は微妙な感じ。HUMAXの地上箱の昭和感に2回目はないわーって
なったんだろうなぁと予想。ワタシだって地下箱しか行かないもん。

FUNと言いつつFANのための特別編集って感じで、これ削らなくてよかったのにって思うような
シーンはほんの少しだけなので、ピーター、MJ、ネッドのやりとりが好きな人とピーターズ大好き
マン以外はわざわざ電車に乗って頑張って見に来なくても大丈夫よ?

通常公開版の方ができがいいのはディレクターズカット版を出してる映画のほとんどが(レオンの
ディレクターズカット版なんて最悪だった)そうなのと同じこと。思い入れがありすぎて余計な
シーン追加しちゃうのもわかるけど、編集のプロってのはすごいと改めて思う。

ならせ! PUI PUI モルカー + DRIVING SCHOOL 予習編@トーホー池袋

モルカーはいいぞ。あざといまでにタイミングを揃えてプイプイボールを鳴らすのは相変わらず
だけど(これが嫌という人の気持ちも少しはわかる)、ワタシはマイペースに適当なタイミングで
プーーーゥゥ(絶望音感)ってやってた。新作の初回は雰囲気が違ってて、今までのモルカーの
つもりでいると「えっ」ってなる。続きを見るために今週末もいくけど、続きものなのかなー。
変な色気出して大人の目を意識してるとしたらそれはダメだと思うんだ。

LAMB/ラム@gdcs

むむ…英語じゃない?アイルランドじゃない、アイスランド…アイスランド語の映画なんて長い
映画見る人生で初めてじゃないか?

最初の「それ」が何かわからない状態の予告のままにして置いた方が良かったかも。配給自らが
ネタバレしちゃってるからなぁ(前は信用してたけど最近は微妙なクロックワークス)。見る側は
「それ」が羊の頭に人間の体を持った子供というのがわかってる所からのスタートなのでもっと
弟寄りの気持ちで見たかった気がしないでもない。

頭が動物で体が人間ってキリスト教だと頭が羊のサタンとかギリシャ神話の頭が牛のミノタウロス
なんかで、どちらかというと邪悪な方面な存在のはずなんだけど、この夫婦は一瞬顔を見合わせる
だけで普通に受け入れてるので、アイスランドにはまた違う信仰や伝承があるのかもしれない。
寝る時間になっても明るいのは昼夜逆転してるわけじゃなくて白夜だから。アイスランドの自然も
寒々としていて、何かしらの意思を持っているようで、美しいのにどこか不気味で日本昔ばなしに
通じる何かを感じる。

幼くして亡くなった娘の生まれ変わりのように思ったのか「人間の子供」として育てて幸せの形と
言い切ってしまうのだけど、まっとうな感覚は弟の「あれは何?」だから、娘のことで二人とも
おかしくなったんじゃないかと思っても仕方ない。そしてアダの生みの親が取り上げられた子供を
求めて鳴く、親として当然の行為に対して鬼のような形相で怒鳴りつけ(ドン引き)、最後には撃ち
殺してしまうところに人間の傲慢さが出ていて、こういうところも「神」の怒りを買ったんだろう
なぁ、小さな積み上げが衝撃の結末に繋がったんだろうなぁ、と作りの巧妙さにぞわぞわさせて、
アダがあのあとどうなるのか、マリアはどう生きて行くのか、わからないままスパーンと終わる。

人間3人(+瞬間モブ)、羊がたくさん、犬とねこが出てくる。ねこだけ無傷です。