海月を巡る冒険再び(3)海で観光客っぽいごはんを食べた話

まっすぐ下って行くと海に出て、ちょっと左に行くと魚が買えたり、タモさんの番組に出てた
(この辺のおばちゃんはテレビ好きっぽい)定期船の乗り場があって、2階では魚とかイカとか
食べられるから。

…と、山王くらぶで海への行き方を教えてもらう。おっけー。おお、ほんとだ下り坂だ(駅に
向かう時は上り坂になる件)。海ー!酒田にも海保の事務所があるんやねー。

日がだいぶ落ちてるけどまだ2時過ぎ。ピクミンの海岸の苗を拾ったり、日和山公園の灯台を
見ながら定期船とびしま乗り場へ(乗らないけど)。

乗り場の脇にある売店の2階に海鮮が食べられる食堂があって、結構な人気なのだとか。ほう。
平日2時過ぎなのでお客さん誰もいませーん。正直何を頼んでいいのかわからんので極海鮮丼
というスペサルなやつにする。ご飯少なめにできますか?あぁ、じゃ、少なめで。先会計で
番号を書いた付箋を渡されて呼ばれるまでしばし待つ。

まぐろ、子持ちのエビ、ネギトロいくら、白身の魚が数種類、タコ、しらす、卵焼き、きうり
と美味しいやつ全部のせ、みたいなのが出て来た。やっほぅ。エビが美味しい!お魚も美味し
くて、でもタコはちょっと硬い。やっぱりご飯がおいしい。少なめでもいつも食べる量の倍…
180gくらい?あったな。ワタシのすぐ後に入って来た若い女の子達も同じ物を「ごはん普通」
で頼んでたけど、食べきれなかったぽい。

逆光にも負けず海を見ながら完食。今回の旅行はテキトーご飯にしない!ならない!

腹ごなしに上り坂をギコギコと。駅を通り過ぎて本間美術館へ。山居倉庫でチラリと出て来た
豪商本間家の財力を具現化したような所蔵美術品と別荘(清遠閣)と庭(鶴舞園)が見られる。
少し離れた場所にある本間家旧本邸は今回見られなかったので次回に。

美術館は小野幸吉、清遠閣は陶磁器の企画展示中。小野幸吉は若くしてなくなってるのだけど
作風がルオー(こちらは版画)っぽくて、子供の頃のトラウマが蘇るので薄目で見つつ主目的の
清遠閣へ移動。

お庭が見られる大きな窓。ガラスも今時のクリアなものではなくて古いままだそう。

ここは喫茶室として使われている部屋。庭を見ながらコーヒー、抹茶、お茶菓子をいただける
のだけど…入口の売店のところでお願いするのかぁ…わからなかった。お茶飲みたかったなー。
残念、次回。

そして照明が特別好きなのはどうしたもんだか。

ここは建具の細工はシンプルなものが多くて(でも素材はめちゃくちゃ良い物使ってる)、襖や
木の扉に描かれている絵がいい感じ。

素晴らしかったのが階段の上にある梅の木の欄間。影の部分がさらに伸びた枝のようで、
計算したのかわからないけど影が鶯にも見えるとか(わからんかった)。トーキョーでは
欄間はあんまり見られないけど、地方の大きな家では新旧問わず割と当たり前にあって、
掃除が適当な家だと埃が溜まってる(笑)。

灯篭の月の形の穴から鳥海山が見えるそう(夕方だし曇っていたのでなにも見えなかった)。
これ、笑ってるのかと思ってた。

紅葉が終わりかけでも、常緑樹や針葉樹が多いのであんまり寂しい感じはしなかった。冬に
雪が降るとまた違う雰囲気だろうし、もう雪つりがしてあった。

ここにも獅子頭。みんな名前がついてるのね(かわいい)。そういえば自転車についてるキャラも
獅子頭かぶってるね。

駅前の観光案内所で自転車を返し、隣の建物にあるバスセンターで翌日のバスのチケットの
支払と発券を済ませて。鶴岡に移動。

恒例のポケモンも置いて来たよ。

202211山形